(2022年10月18日更新)
今回は、サヤ取りに便利な、高機能版サヤトレの使い方を解説。
サヤトレのサイトには、使い方(マニュアルなど)があるが、
私なりの方法を書いてみたい。
目次
検索条件の設定(回帰狙い)
そもそも回帰狙いとは…
高機能版サヤトレのチャートで、-2σから+2σの間を上下する動きの中で利確を狙うこと。
赤矢印で書き込んだ動きを狙うパターン。
緑の帯の上限である「+2σ」あたりから下に切り返す動きを狙う。
高機能版サヤトレは、チャートが下に進むと利益発生に向かう。
その理由は、売銘柄(軸銘柄)の株価÷買銘柄(脇銘柄)の株価で計算されているからだ。
売銘柄は下落するほど利益が出て、買銘柄は上昇するほど利益が出る。
つまり、相対的に売銘柄が買銘柄より小さくなると、割り算の数値も小さくなる(利益が出る)。
その状態はチャートが下に進んでいる。
このような理解がなくても、チャートの動きだけで利益が出ているかわかるのが、サヤトレの便利な点だ。
高機能版サヤトレには、検索条件の例が入っている。
「例:回帰狙い」をクリックしてみよう。
ちなみに「例:回帰狙い」の上にいくつもあるのは、私が設定保存した条件の数々。
慣れてくれば、オリジナルの条件を作って残し、いろいろ使うことができる。
回帰狙いの検索条件が現れる。
そのまま使ってもいいが、信用倍率の設定をしてみよう。
□にチェックを入れて、軸を1.0~10.0、脇を0.0~10.0とする。
↓信用倍率については、こちらの記事を↓
「上記の条件で検索する」をクリックすると、結果が表示される。
今回は193件。
ペアの銘柄をクリックすると、チャートが出現。
直近の動きが+2σから折り返して、仕掛時に見える。
これを残したければ、白い☆をクリック。
登録されると☆が黄色に変わる。
↓チャートの判断には、こちらの記事も役に立つ↓
もう一つの検索条件の設定(かい離狙い)
かい離狙いとは、
売建に下落が続く銘柄、買建に上昇傾向の銘柄をえらぶやり方だ。
かい離狙いチャートの例↓(チャート全体が右下に動く)
右下に動く流れは、常に利益発生に向かうので、取り組みやすいパターンとも言える。
「条件一覧」から「例:かい離狙い」をクリック。
(上に並んでいるのは、私が設定・保存している検索条件)
「信用倍率の設定」でチェックを入れ、軸を1.0~10.0、脇を0.0~10.0に。
信用倍率の考え方は回帰狙いと同じなので、前項の説明に準じる。
「上記の条件で検索する」をクリックすると、検索が始まる。
ここでは、81件が出た。
銘柄を順にクリックし、よさげなチャートが現れたら☆をクリックしてお気に入りに登録。
業種は絞るべきか
回帰狙い、かい離狙いのどちらも、
「同業種で絞る」はチェックを入れると安全かもしれない。
トレンドに変化が出た場合、同じ業種なら、価格変動も同じになりやすいからだ。
また、検索されたペアの数がとても多い時、
チェックを入れて再検索し、数を減らすのにも使える。
「業種選択」の項目もあるが、
特定業種を避けたり選んだりを考えなければ、(すべて)のままでいい。
「利益が出るサヤ取りペアの見つけ方はこれ!」にチャート分析の例を挙げている。
「さや取りくんの利確チャートを検証」の内容を考えて選ぶと楽しい。
決算発表をまたぐ銘柄を仕掛けるのか
運用期間内に決算発表がある銘柄は仕掛けないようにしている。
発表後に想定外の大きな変動があったりするので。
発表後に上がるか下がるかは50%の確率と思えば仕掛けてもいい。
だだ、仕掛数が少ないと50%にならず、大きく勝つか負けるかの極端な結果になりやすい。
高機能版サヤトレには、決算発表の銘柄を避ける機能があり、除外期間も5種類で選べる。
検索条件の「例:回帰狙い」や「例:かい離狙い」などで、「1ヶ月以内の銘柄を除外」に設定されているのは、リスクを避けるためである。
同じように、「権利付き最終日の銘柄」も権利後に価格変動が起きやすいので除外が無難だ。
過去記事にいくつも書いたものからピックアップ。
仕掛けのタイミング
基本は、寄付き仕掛けの予約を入れている。
私の場合、ザラ場に時間を取れないことが多いからだ。
時間が取れる人は、IG証券などのCFD口座で、仕掛けるペアの金額を合わせて取引するのもいいだろう。
検索されたペアで、今が仕掛けのタイミングのものが出るとは限らない。
今はエントリーできそうにないペアは「お気に入りペア一覧」に登録しておき、時が来るのを待つことが多い。
私の場合、ペア選定は、自宅よりも通勤電車の中や仕事の休憩時間に行うことが多い。
サヤ取りペア管理の方法
仕掛けるペアが決まったら、「ポジション管理」に登録を。
ページ右上の登録メアドをクリックすると、入れる。
仕掛日付と仕掛株価を入力すれば、、午後5時には大引け後の損益率がペア毎に確認できる。
時間の取れない兼業投資家には便利だ。
私の場合、ペア損益率が±5%になったものを翌日寄付きでの決済注文を入れている。
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