2009年から投資を始めているサラリーマンです。
貯金の資産運用しか経験のなかった私が、思いがけないことで投資を始め、現在に至っています。
このブログでは、手堅いサヤ取り投資の魅力を綴っていきます。
目次
トレーダーになるまで
社会人になった頃は、民営化前の郵便貯金の定額貯金が人気でした。
今では考えられない利率で、最も高かった時は、10年預ければ元本の1.5倍になりました。
その後、金利がどんどん下がる中で定額貯金のメリットが変更(改悪)になり、同じく郵便貯金の裏ワザに乗り換えました。
1ヶ月1,000円定期預金です。
当時の規定では、ひと月の利息が1円未満の場合、切り上げて1円になりました。
これで元本1000万円なら、1000円定期を1万口にすると毎月1万円の利息がつきます。
年利1.2%の貯金は当時ありませんので、ほったらかしで運用していました。
しかし、裏技が世間に広まると、改定されてメリットがなくなりました。
しばらく何もしない時期が続いた後、思いも寄らないことで投資家になりました。
亡くなった父の遺産だった株式を相続したのです。
父の保有株は勤務していた東証プライム企業のものでした。
毎月の給与から一定額を積み立てて、最低売買単位で買える金額になったら購入する形でした。
それまで、私は株の売買は経験がなく、相続のために初めて証券会社の口座を作りました。
株価は父の購入時から大きく値下がりしていました。
当時はリーマンショックの直後でしたから当然ですね。
手探りの片張りトレーダー時代
相続した株は、父の取得時より値下がりしていましたが、私自身の損はありません。
あの時は、日経平均株価が7,000円を切った後でした。
素人の私にも、ここからは多少下がることがあっても、先々は上げていくだろうと予想がつきました。
そこで、相続した株を売った資金で倒産しそうにない銘柄を選んで買いました。
当時は知識もなく、ずっと保有を続けていれば、今(2024年1月)なら資産は5倍以上に増えていたかもしれません。
相続株を売らずに保有しているだけでもよかったのです。
無知だった私は、リーマンショック後の上昇相場に合わせて売買を繰り返して利益を出す方法を選んだわけです。
しかし、毎年のまとまった利益を狙いたいと、株の売りや買いを進めたところ、なかなか当たりません。
時には下げ相場にもなり、値上がり益を狙うのが難しい状況もありました。
そこで、信用取引を手掛けて売りから入っての下げで利益を狙うトレードも始めました。
でも、タイミングがわからず、思うような利益が出ません。
両建て(サヤ取り)に出会う
買うだけ売るだけの方張りトレードに限界を感じていたところに、売りと買いを同時に仕掛ける投資法を知りました。
サヤ取りです。
ロングショートと言うこともあります。
値動きに共通点がある銘柄を見つけて、動きに差(サヤ)が出たところで、サヤが小さくなるのを狙います。
値が上がった銘柄をこれから下がると見て信用売り注文(ショート)を出し、下げた方を上げていくと見て買い注文(ロング)を出すやり方です。
売銘柄と買銘柄のサヤを狙いますので、相場の動きに影響を受けるものではありません。
大暴落相場でも、リスクが少ない投資法です。
サヤ取りに出会ってから、堅実に投資利益を上げられるようになりました。